
夏だ!海だ!水着だ!アクアトープだ~! こんにちは、実況と解説の黒木白桃です。独断と偏見で決める2021年夏アニメ注目の作品を紹介します。全部で13作品紹介していますが、特に今期押さえておきたい厳選3作は以下のアニメ
- Sonny Boy
- 天官賜福
- 白い砂のアクアトープ
特に天官賜福は今後の中国市場を見る上で、はずすことが出来ない作品になると予想している。
2021年夏オリジナルアニメ枠
PAワークス・マッドハウスによるオリジナルアニメを2作品紹介
『白い砂のアクアトープ』個人的に大好きな会社PAワークスによるアニメ
- 『RDG レッドデータガール』
- 『凪のあすから』
- 『色づく世界の明日から』
を手掛けた篠原俊哉監督とP.A.WORKS制作によるアニメが再び!
PAの十八番はやはり何といっても美麗な背景だ。沖縄の水族館を舞台に、圧倒的な「水表現」でわれわれを飲み込んでくる。7年9か月前に放送された『凪あす』のときでも十分スゴイ「水の透明感」を描いていた。それを受け継ぎ、さらなる進化をした映像美は必見だ
PA信者だからこその不安と期待
唯一の懸念点はPAが“また”失敗しないか?くらいである。私自身PAワークス信者だが、近年というか『SHIROBAKO』以降のアニメをあまり期待していない。個人的に好きで評価している『サクラクエスト』『フェアリーゴーン』は売上観点で見れば成功とはいえない
世間的に期待値がめちゃくちゃ高かった(私は割と疑心暗鬼だった)『神様になった日』は粗末なものだったし、シナリオライターが失踪して炎上した
『色づく世界の明日から』は間違いなく良作だったが、比べる対象が『凪あす』だったため、正直期待は超えられなかった
しかし、今回の『白い砂のアクアトープ 』は少し期待している。水の描写・表現が『凪あす』の再来を感じさせてくれる。そして、PVを見る感じではリアリティー路線だからである。PAワークスの武器は緻密で繊細な心理表現だと思っている。無駄なファンタジーテイストがなく、「お仕事シリーズ」っぽさも感じる
今作は期待しても良い。
『Sonny Boy(サニーボーイ)』今期1番期待しているアニメ
- スペース☆ダンディ
- ワンパンマン
- ACCA13区監察課
- ブギーポップは笑わない
を手掛けた夏目真悟監督と、マッドハウスによるオリジナルアニメーション。なつめ監督のアニメは1作品も見れてないが、マッドハウスということで期待している。最初に感じたイメージは夏テイスト・海テイストの『宇宙よりも遠い場所』。学校版『無限のリヴァイアス』っぽさも感じる
漂流した少年少女たちはどこに向かって、何を見つけるのか。独特な世界観とアニメーションによる先の読めない展開が魅力だ

漫画原作アニメ
漫画原作のアニメを4作紹介。『カノジョも彼女』1巻のみ原作既読で、他3作品は未読。個人的おすすめは『かげきしょうじょ!!』
うらみちお兄さん
声優が主役級の人ばかりのギャグアニメ。原作は未読だが「ブラック・コメディ」テイストなので好きになりそう。ただ、ブラックコメディものは原作本来の良さが薄れてしまう不安もある
アニメ化で色々な資本が絡んできて、各所に配慮してブラックさが薄くなってしまったら元も子もない。きちんとブラックさを表現してくれるなら良し
声優が声優なのでアドリブ合戦になることも1つ期待している
かげきしょうじょ!!
『カレイドスター』『ゲキドル』『レヴュースタァライト』などのアニメが好きなので、とりあえずマークしている
タイトル名がひらがら表記というのも妙に気になっている。順当に考えれば、“歌劇少女”という意味だろうが“過激少女”という解釈も出来そうで密かに期待してる
原作は集英社から白泉社(はくせんしゃ)の『月刊MELODY』に移った「訳あり作品」。不安が無いと言ってしまえば嘘になるももの、アニメ脚本をほどんど手掛けてない森下直(もりした ただし)が逆に良い味を出してくれるかもしれない。良い意味で「アニメらしくない」アニメになると予想。
カノジョも彼女
- ドージンワーク
- マンガ家さんとアシスタントさんと
- アホガール
の作者ヒロユキ氏によるネオスタンダードラブコメ。原作はebookjapanで1巻を無料で、2巻冒頭を試し読みした程度。1巻はまあ面白いが特筆した点はなく普通のラブコメという印象。だが2巻では少しだけ良い印象になった
同一のセリフを別のキャラクラ―が言うというのはコメディ作品における王道的な手法だ。そういった点をしっかり入れていたのは好印象。1巻では頑張り過ぎちゃうヒロインに対して「ムチャしないで!?」と心配する主人公という構図を2巻では立場を逆にしている。割と普通だが、このヒロインが発した「ムチャしないでくださいね!?」というセリフはしっかりと面白い
アニメ化をきっかけに、さらに原作(週刊少年マガジン)が売れるとは思う。2021年6月時点で、単行本の累計発行部数は90万部を突破している。90万部/6巻=1巻当たり15万部も売れている
出典[夏アニメ『カノジョも彼女』本PVが解禁! 榎木淳弥さん、佐倉綾音さん、和氣あず未さん出演 放送直前特番が配信決定!]
唯一の懸念点は手塚プロダクション制作だけ。『五等分の花嫁』1期の作画崩壊のやらかし、五等分よりマシになり目立つ作画崩壊が無かったものの、アングル表現が下手な『安達としまむら』(雰囲気と文学的表現は良かったんだけどねー)
まあ、手塚さんも五等分の反省していると思うから作画崩壊は無いでしょう。
終末のワルキューレ
Netflix 全世界独占配信

ライトノベル原作アニメ
ライトノベル原作のアニメを3作紹介。
ぼくたちのリメイク
『このライトノベルがすごい!』2018年版では文庫部門6位、2019年版では7位をとった注目作品。10年前に戻って人生をやり直す系の作風
1話見た感じだと良い感じ。芸術大学でシナリオ論・脚本論を学ぶシーンがあるが、そのシナリオ作りにおける「原則」をきちんと作中で体現している。数々のゲームや小説を手掛けてきた作者だからこそ書けるクリエーターたちの物語だ
探偵はもう、死んでいる。
第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》を取り、数多くの賞で評価されている。わずか5巻(2021年7月時点)でアニメ化というスピードは驚きだ
PVを見る感じでは、かなり作画に力を入れていることがうかがえる。ただ、制作会社のENGIはまだまだ新しい会社ため最後まで安定するかは分からない。宇崎ちゃん1期10話での鳥取の背景作画良かったから大丈夫だとは思うが少し不安。
ミステリーベースの作品をどうアニメーションに落とし込むか楽しみな反面、早すぎるアニメ化・文字情報特有のトリックをどう表現するか。吉と出るか凶と出るか
天官賜福(てんかんしふく・ティンガンツーフゥ)
中国のアニメーション制作会社:绘梦动画(フイモンドンホァ)が手掛ける。風の噂で中国スゴイスゴイ!!ってよく聞くが、まさかここまで他を寄せ付けない映像クオリティーとは思わなかった。お金のかけ方は間違いなく今期No.1だ
これを機に中華系アニメに挑戦したいと思う。
続編アニメ
続編・シリーズもの作品を4つ紹介!
ラブライブ!スーパースター!!
『ラブライブ!』シリーズは8年以上前(2013年)から見ていて、当時スクフェスにもハマっていてそれなりに好きだ。だけどね~ここまでシリーズが続くとね~…… もう、何回同じことやってんねん、しつこいわ!っていう気持ちにもなってしまう
だって、シリーズ3作目『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』っていつ1年前やったじゃん!ってか1年どころか9か月しか経ってないし。最低でも2年半は空けるべきだと思う。私の中では、もうシリーズは完結しているので映像クオリティーが上がろうが視聴しないとおもう
いや、でも、どうだろう…。文句を言いながら、何だかんだ見そうなこともありそうw ラブライブ新規層には良いと思うが、既存ファンもう飽きてるでしょ。特に期待することはない
個人的な『ラブライブ!』シリーズの評価は上からこんな感じ
- サンシャイン!!2期
- 無印1期
- サンシャイン!!1期終盤
- 無印2期
- 虹ヶ咲
- サンシャイン!!1期序盤
アイドリッシュセブン Third BEAT!
見たいけど見れていない作品。あおきえいさんがスーパーバイザー(監修)として入っているため少し興味を持っている。だけど、1期2期全32話中『Second BEAT10話 期限切れ』でしか絵コンテに入っていないため、あおきえいファンとしては少し残念に思う
男性アイドルものを、あまり見てこなかったためジャンルの開拓という意味でも見たいと思っている
ひぐらしのなく頃に卒
『ひぐらし』シリーズは前作の『業』から入って、過去作品を見た新参者の私でも十分楽しめる作品だったと思う。構成・ストーリー運びが特長的で他作品にはないオリジナル性がある
前作『業』で起きた謎の裏側を描いた“解答編”。基本的なストーリーは『業』と同じなのに、演出法・アングルの違いで異なる世界を描いているのがスゴイ!! そのため、前作や旧作と比較して考察すると二重、三重と指数関数的に作品を楽しめる
2021年夏アニメBlu-ray・DVD売上予想・覇権予想TOP5
完全に私の独断と偏見で円盤売上・覇権を勝手に予想する。あくまで売上だけの観点なため、クオリティー的な意味や、個人的な感情は一切含まない
- ラブライブ!スーパースター!!
- アイドリッシュセブン Third BEAT!
- RE-MAIN(リメイン)
- 魔法科高校の優等生
- 転生したらスライムだった件 第2期第2部
1位予想
まあ、売上1位は何だかんだ『ラブライブ!スーパースター!!』だろう。無印・サンシャインは6~7万枚売れるのが当たり前で、普段アニメを見ないような層でも知られている超ビックタイトルだ。虹ヶ咲は人気が少し落ちたとはいえ、円盤が売れない今の時代でも2.2万枚と覇権タイトルの『呪術廻戦』と並ぶほどの人気だった。最低でも2万枚は売れる覇権確実だ
2位予想
2位予想は『アイナナ3期』ラブライブと迷ったがリメインとターゲット層が被るだろうなと思う。購入が分散するかもしれない。1期の売上はあの『ゾンビランドサガ』さえ抑えて2018年年間覇権まで取っている。男性アニメファンより、女性アニメファンの方が購買意欲が高いためこの作品は無視できない
3位予想
3位予想は水球をあつかったオリジナルアニメ『RE-MAIN』水球という競技である以上、男性キャラの肉体美を見たいという一定層は居るだろう。手掛ける監督は女性人気が高い『タイバニ』も作っていた経歴があるので、そこも注目。『Free!』『ユーリ!!!onICE』という例もあるように、スポーツ男子というのは人気が高い。さらに、ゾンビランドサガや呪術廻戦、ユーリといった数々のヒット作を生み出してきたMAPPAというのも期待が高い。ただ、同MAPPA制作のスポーツ作品『体操ザムライ』の人気がそこまで高くないため、どう転ぶかは不明。ラブライブ、アイナナよりは売れないがそれなりには売れそう
4位5位予想
4位5位はとりあげず人気作で続編の『魔法科高校の優等生』『転スラ』辺りだろう。次点で『はめふら』それで10位内には個人的に1番期待しているアニメ『Sonny Boy(サニーボーイ)』が入ってくる。『白い砂のアクアトープ 』はクオリティに反して売れなさそう


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