こんにちは! アニメイキングの黒木白桃です。今回は2020年10月に放送されたアニメ無能なナナを紹介します。1話~最終話までの感想「設定だけで、シナリオつまんねーよ!」と批判しよう思ってた時期が私にもありました
ナナしゃんがかわいい!
・「超能力と頭脳戦」ベースにしている以上、どう転んでも面白くなってしまうのが憎い。多少の荒さ・疑問点は残るが、それを差し引いても次回までの1週間が待ち遠しい
・いろいろ意図的に隠された「島の秘密」を考察するのが面白い
・深く考察できる作品でありながら、カジュアルに楽しめる作品
作品概要
『無能なナナ』ってどんなアニメ?
あらすじ
「わたし、人の心が読めます!でも、ちょっと空気は読めません!よろしくお願いします!」
孤島にある奇妙な学園。生徒、中島ナナオの前にあらわれたのは、転校生の柊ナナ。
ここは、さまざまな能力を持つ少年少女が集う施設。
炎や氷をあやつる者。自在に宙を飛べる者。空気を刃にして攻撃できる者——。生徒たちは、「人類の敵」と呼ばれる怪物と戦うために訓練を受けているのだ。
だが、島にはいくつもの秘密が隠され、おそるべき罠が牙をむく。
続発する怪事件。学園にひそむ殺人鬼。一人、また一人と姿を消してゆく同級生。
予想を裏切る展開。知力、能力の限りを尽くした頭脳戦。そして友情。
熱いドラマにいろどられた、「人類の敵」との死闘が、いま、始まる!
YouTubePV
放送時期 | 2020年秋 全12話 |
制作会社 | ブリッジ(Bridge inc.)
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監督 | 石平信司(いしひら しんじ)
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シリーズ構成 | 志茂文彦(しも ふみひこ) |
脚本家 | 志茂文彦,米村正二 |
キャラクターデザイン | 佐野聡彦 |
音響監督 | 森下広人(もりした ひろと) |
主演声優 | 大久保瑠美,中村悠一,中原麻衣,下野紘 |
原作 | スクウェア・エニックス社の月刊少年ガンガン 作者:るーすぼーい(シナリオ担当)&古屋庵(キャラデザなどの作画) |
円盤売上 |
OP 富田美憂「Broken Sky」
ED 藤川千愛「バケモノと呼ばれて」
キャラクター紹介
主要なキャラ4人
柊ナナ Hiragi Nana
能力・心を読むこと
中島ナナオ Nakajima Nanao
能力・???
小野寺キョウヤ Onodera Kyoya
能力・???
犬飼ミチル Inukai Michiru
能力・???
評価
1.メッセージ性 行動までも動かすことが出来るか 2.構成・脚本 1話1話の完成度と、伏線などを使った全体的なストーリーの面白さ・スゴさ 3.演出 表現方法の鮮やかさ(メタファーなど) 細部をきちんと描写しているか? キャラクターの心理描写。例えば、視線の動き・表情の細やかさを描いているか?など 4.オリジナリティー 他の作品には真似できない強いパワーを感じるか 5.キャラクターの魅力 可愛さやかっこよさ、どれだけ共感するか 好きになれるキャラクターや、魅力ある悪役が居るか 6.音楽 何度も聞きたくなるクセになる曲か。SE(効果音)の作りこみは高いか 7.作画 絵は安定しているか。背景の美しさや、動きに迫力があるか カメラワークは良いか 3DCGと手描きがマッチし、違和感がないか 8.見やすさ・カジュアル度 ☆4や☆5であればサックと見れる、他人に薦めやすい作品 ☆0や1はグロだったり、重い・特殊な作品でかなり人を選ぶもの伝えたいことがどれだけ明確か。心を動かされ、その
上から順に重視する。0-5ポイントで評価し、最小単位が0.5ポイント。
1.5等外 2.0悪 2.5可 3.0中 3.5良 4.0上 4.5極上 5.0完璧
良い点
1.いろいろ意図的に隠された「島の秘密」を考察するのが面白い
2.能力を使ったバトルと心理戦
3.毎回切ってくるタイミングが上手く続きが気になる構成
悪い点
1.細かな描写の甘さ(ネタバレになるため詳しくは感想に記す)。しかし、「超能力と頭脳戦」ベースにしている以上、どう転んでも面白くなってしまうのが憎い。設定の荒さ・ツッコミどころは残るが気にしなければ面白い
ここが面白い『無能なナナ』おすすめポイント!
正直、この作品に関してはあまり語りたくない。なぜなら新鮮な気持ちで今作を見て欲しいからである
このアニメの面白いポイントは、やはり「無能力が強力な能力を持つ者に対して、頭脳を使って倒していくところ」だ。大筋の物語は人類にあだなす存在「人類の敵」との戦いを描いた作品だが、能力者同士が争うのも面白い構図だ
能力者同士はときに敵、ときには味方と、互いに距離感を測り表面上は仲良くする。まったく情報がない状態で、話術を使ったカマかけ・ハッタリなどを使い少しづつ情報を明らかにする。互いの能力を探り合い・調査する過程や駆け引きがワクワクさせる
表では『人類の敵』という共通の敵に対抗するべき日々訓練し、切磋琢磨する。だが、裏では能力者を自分たちのコントロール下にするべく暗躍する。そうした表裏のギャップが良い
無料視聴 無料動画サイト
1.dアニメストア
2.Netflix
3.Amazonプライム・ビデオ
4.U-NEXT
5.バンダイチャンネル ←1話無料配信
6.フジオンデマンド FOD
7.Hulu
感想 ネタバレあり
第1弾のPV見たとき、面白そうな設定だが・よくあるテンプレ駄作だろうな~と予想していた。だが良い意味で裏切ってくれてよかった。1話序盤の印象はほぼフェアリーテイルだなと感じた。火使いのモグオと氷使いのセイヤとのけんか。もうこれ完全にナツとグレイじゃん!w しかも、中村悠一さん・中原麻衣さんキャスティングしている、グレイ&ジュビア しかも監督がフェアリーテイルの総監督やっている! まあ、そりゃ似るかって感じ。私の中ではほぼFT
中島ナナオ君は自分のこと無能っていっているけど、どうせ「とある魔術の禁書目録」の上条みたいな“無効化系能力者”。または『東京レイヴンズ』の主人公:春虎のように実は最強だけど、能力が封じ込まれている系 と予想していた
見事に予想があたり、ま~た無効化系能力かよ。見飽きた、つまんね1話切りだわ。そう思ったときに、なぜか主人公と思っていた男がヒロインに突き落とされている
!!!!????
なにが起こったか分からなくて、つい巻き戻した。え?人類の敵は学校にいる生徒たちなの?? あ~実はこっちが真の主人公か! 喰霊1話と同じ構成かと理解
素直に面白かった。掴みは間違いなく完璧だ
その後もずっと面白かったが、序盤第1~3話ほどの面白さはなく失速したと感じる。「能力者を殺す」という本筋の任務・駆け引きによるワクワク感は最初から最後まで存在した。しかし、能力の制限・代償・発動条件・効果などの統一がない。回を増すごとに荒さが目立ってきたなという印象は払拭できない
問題点・疑問点
- 第2話 時間逆行を使う:シブサワ君と食堂のシーン、なんで過去に戻っているのに、ナナは「コップをこぼした」っていう事実を覚えているんや?? 過去に戻ったら思考も過去になるうだろ
- 第5話 ツネキチと取っ組み合いになってるとき、都合が良い場所に毒針が転がったこと。ナナは国の機関所属だから、いくら能力者とはいえ機関で訓練されたナナの身体能力なら素手で制圧できたと思う。モグオ・セイヤ・フウコなどの属性使い・攻撃系能力なら別だが、ツネキチは寝ているとき“だけに”未来予知できる。起きているときは普通の人と変わりはない
- 第11話 倒れたミチルに水を飲まそうとするナナが、食堂まで取りに行こうとする。水は食堂にしかかいのか? ←違和感が半端ない。部屋に水道はないのか? 仮に水道があったとして食堂まで行くの理由はなにか? 水道水ではなく、飲料水を確保したかったという心理が考えられるが、急いでいる状況下でわざわざ遠い食堂にある飲料水にこだわる必要性が分からない
まあ細かい所は他にもあるが、目立ったのはこの辺り
まとめ
正直クソアニメだろと思っていたが、毎週楽しめる作品となった。構成上この作品はズルい! 「超能力と頭脳戦」ベースにしている以上、どう転んでも面白くなってしまうのが憎い。多少の荒さ・疑問点は残るが、それを差し引いても次回までの1週間が待ち遠しいかった
島に残る死体の謎・5年前の人類VS能力者の戦争と、たちばなジンが語る島で起きた5年の事件は関係あるのか? ・能力者は50年前に生まれたのに、なぜ45年間沈黙を保ってきたのか? ・ナナとキョウヤ 兄妹説ないか
とか色々な考察をしながらも、カジュアルに楽しめる作品となっている
あなたの〈アニメライフ〉に少しでも役に立ったのなら、記事を書いた甲斐がありました。最後まで読んでくれてありがとう。ではまた、黒木白桃でした
公式サイト

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