こんにちは! アニメイキングの黒木白桃です。2020年秋アニメも終了して約10日が経過しましたね。個人的には秋アニメのだったら何気にこのアニメが1番好きだったりします(評価は別として)
男性向けのサービスシーンが多く、早々に切っている人は居るとは思います。しかし、意外と本格スポーツやっていたのかなと感じた作品なので紹介します
この記事のまとめ
- クライミングの魅力が伝わってくるアニメ
- 他とは違うプレイスタイルで圧倒
- 初心者とガチ勢が対立し、互いに大事なものを築いていく
作品概要
『いわかける!- Sport Climbing Girls -』ってどんなアニメ?
あらすじ
――「スポーツクライミング」。
それは、頭脳と肉体を駆使し、己の身体一つで壁を登る競技。パズルゲームの天才・笠原好(かさはら・このみ)が偶然出会った、校内名物のクライミングウォール!
まるで、色とりどりの「岩のパズル」のように見えた…
そんな運命の出会いが、好の人生を一変させる!花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指して駆け上がれ…
アツい本格クライミング・ストーリーが、今始まる!
YouTubePV
放送時期 | 2020年秋 全12話 |
制作会社 | BLADE(ブレイド)
元請作品としては今作で3作目。WEBアニメを含めると5作目 |
監督 | アミノテツロ
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シリーズ構成 | 待田堂子(まちだ とうこ)
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脚本家 | 待田堂子,守護このみ,梧桐翔大,横谷昌宏 |
キャラクターデザイン | 渡辺義弘(わたなべ よしひろ)
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音響監督 | 濱野高年(はまの たかとし)
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主演声優 | 上坂すみれ,石川由依,鈴木愛奈,富田美憂 |
原作 | Cygames社の配信サイト『サイコミ』で連載 作者:石坂リューダイ |
円盤売上 |
キャラクター紹介
私立高校:花宮女子の4人
笠原好 Kasahara Konomi
上原隼 Uehara Jun
四葉幸与 Yotsuba Sayo
杉浦野々華 Sugiura Nonoka
評価
1.メッセージ性 行動までも動かすことが出来るか 2.構成・脚本 1話1話の完成度と、伏線などを使った全体的なストーリーの面白さ・スゴさ 3.演出 表現方法の鮮やかさ(メタファーなど) 細部をきちんと描写しているか? キャラクターの心理描写。例えば、視線の動き・表情の細やかさを描いているか?など 4.オリジナリティー 他の作品には真似できない強いパワーを感じるか 5.キャラクターの魅力 可愛さやかっこよさ、どれだけ共感するか 好きになれるキャラクターや、魅力ある悪役が居るか 6.音楽 何度も聞きたくなるクセになる曲か。SE(効果音)の作りこみは高いか 7.作画 絵は安定しているか。背景の美しさや、動きに迫力があるか カメラワークは良いか 3DCGと手描きがマッチし、違和感がないか 8.見やすさ・カジュアル度 ☆4や☆5であればサックと見れる、他人に薦めやすい作品 ☆0や1はグロだったり、重い・特殊な作品でかなり人を選ぶもの伝えたいことがどれだけ明確か。心を動かされ、その
上から順に重視する。0-5ポイントで評価し、最小単位が0.5ポイント。
1.5等外 2.0悪 2.5可 3.0中 3.5良 4.0上 4.5極上 5.0完璧。たまに・極まれに5点より上の得点を付けることがある
良い点
1.クライミングというスポーツをしっかりと描写
2.主人公のプレイスタイルが異質でかっこいい
3.スポーツ少女という属性
悪い点
- 基本的に男性向けなため女性にはおすすめしないし、そういうのが苦手な方は“媚びを売っている”と見えてしまう可能性
- 細かなツッコミ所。例えば学校に競技用の壁があることなど。いくら部長の父親が理事長で、大会で実績を残しているからといって部員数が極わずかな部活に予算が下りるとは思えない
2つのおすすめポイント!
先ほど挙げた良い点を深堀りする
クライミングというスポーツをしっかりと描写
クライミングというスポーツは大きく分けて3種類ある。私はまったく知識がなかったため、ボルダリングとクライミングは同じものだと思っていた。クライミングの中にある1つの競技がボルダリングと知ったのは今作が初めてだ
- リード
- ボルダリング
- スピード
リードとは?
高さ12メートルを超えるオーバーハング(傾斜90度以上、つまり壁が手前に傾いている)した壁を、命綱であるロープをした状態で登る。6分間で何メートル登れるか・または完登までの時間を競う。トライできる回数は1回のみで落下した地点が記録となる
3種目のなかで最も歴史が古く、最も長い距離を登る種目であるため「持久力」が勝敗をわける重要な要素である
作中では四葉幸与が得意としていて「リードの姫君」の異名を持つ
ボルダリングとは?
5メートル以下の壁をロープなしで、いくつ完登できたかを競う。「5分間の競技」と「5分間の休憩」を交互に繰り返す。壁の高さやホールドの種類・位置は事前に分かっていない状態で挑戦するため、足場の配置などをしっかりと観察することがカギになる。トライできる回数は制限がないが体力を無駄に消費しないために、少ない回数で登ることが求められる
作中では笠原好がが得意としている
スピードとは?
3種目で最もルールがシンプルであり、どれだけ速く登れるか? そのただ1点だけだ。壁の高さ(10メートルもしくは15メートル)や傾斜、ホールドの種類や位置、角度は統一されており、大会が変わっても同じ条件となるため、他の2種目と異なり世界記録がある
作中では上原隼(記録12.10s)や、他校の強敵:来栖アンネ(記録11.24s)が得意としている。ちなみに女子高校生の平均が16~17秒
3種目の違いを明確に見せているのに加えて、クライミング専用の靴選び(第4話)を描いているのも良い。ルールについては公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会から
主人公のプレイスタイルが異質でかっこいい
彼女は天才というより「奇才」といった方が良いのかもしれない。クライミング(特にボルダリング競技)というものは通常、登る前に軽くルートをイメージをしてから登り、途中で失敗。その失敗を少しづつ修正しながら、完登と目指すというスポーツだ。それに対して、笠原好(かさはら このみ)は周りが3トライ目4トライ目の中で、微動だにせず実際登ることなく、イメージトレーニングに時間をかけ1発でクリアする
イメージトレーニングというのは、あくまでもイメージだ。それは現実ではない。だが、彼女はこのブロックを掴むのは右手か左手か? 足の乗せる方向・体の向きは正しいか? 本当にこのルート選択はあっているか? というあらゆる要素を計算し、完璧に実行する。他の選手とは明らかに異なるプレイスタイルで人々を魅了させる。普段はポンコツヒロインなのに、特定状況下においての最強感が胸を弾ませる
無料視聴 無料動画サイト
1.dアニメストア
2.Netflix
3.Amazonプライム・ビデオ
4.U-NEXT
6.フジオンデマンド FOD
7.Hulu
感想 ネタバレあり
意外とちゃんとやっていて面白かった。気軽に興味をもった初心者:好とガチ勢:隼の対比とか普通に良かった。歩んできた道はそれぞれ違うけど、互いに1人だった状態からかけがえのない仲間ができるというのはオーソドックスだが好き
体格差による絶対うめることが出来ない溝。低身長の子が一生懸命がんばるも届かないブロック。その高所にあるブロック軽々と越えていく高身長の子。身長差による悩みを打ちこわし自身の武器を見つめなおすところも好き
だが、私みたいな素人目線からすると「クライミングって低身長の方が有利じゃないの? だって垂直に登るスポーツだから体重軽い方がいいだろ」と思うわけ。こうした少しの疑問に答えてくたら、もう少し点数も上がったと思う
あと、男性視聴者に媚び過ぎでしょ? 4話とかで靴選びの回がある。そこでは素足ではなく、「生足」と表現したりする。しかも、こう、いかにも真面目ですよって感じでスケベしてくる。まあ狙いすぎですね。個人的にこういうシチュ グッとくるんですけど←
面白いけど万人にはすすめないかなっていう作品
まとめ
しっかりとクライミングの魅力が伝わってくる良い作品だと感じる。パズルゲームで日本一を取った少女がクライミングもパズルのように解き明かしていくのは爽快だ。観察眼と分析に秀でた主人公が他の選手とは違うプレイスタイルで圧倒していくのが面白い
しかし、もっと面白くできたと感じるし、サービスシーンを省けばより良い作品となったはずだ
本格スポーツものアニメを求めていて、かつちょぴりえっちな作品を求めている少年・青年にはおすすめ
あなたの〈アニメライフ〉に少しでも役に立ったのなら、記事を書いた甲斐がありました。最後まで読んでくれてありがとう。ではまた、黒木白桃でした
『いわかける!- Sport Climbing Girls -』公式サイト

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