こんにちは! アニメイキングの黒木白桃です
アニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を紹介します。剣げきアクション・ワイヤーアクション・秀でた演出が魅力あふれる作品。9人の少女たちが願いと煌めきを胸に、歌って踊って奪い合う。だが彼女たち舞台少女は負けても進化して生まれ変わる。アタシ再生産―――
1.少女の成長という王道的なストーリーを軸にしながら、意外な展開
2.舞台での表現法、それぞれの信念を貫いて自己表現している
3.背景のチープさと、細部にこだわる作画のアンバランスさ
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』ってどんなアニメなの?
今作のあらすじ・放送時期・話数・OPなどについて紹介
あらすじ
『スタァ』――それは舞台の中心、「ポジション・ゼロ」に煌めく光。
心を震わせる歌声で、躰が動きだす踊りで、魂を揺さぶる演技で観る者を魅了する、舞台に咲き誇る華。
スタァに魅入られた『舞台少女』たちは、夢の舞台に立つために演劇の学び舎『聖翔音楽学園』に集う。愛城華恋。天堂真矢。星見純那。露崎まひる。大場なな。西條クロディーヌ。石動双葉。花柳香子。そして――神楽ひかり。
9人の舞台少女に突然届いた謎のメール。「お持ちなさい あなたの望んだその星を」それは『トップスタァ』の座をかけた、オーディションへの誘い。
同じ舞台にたつ仲間は、星を奪い合うライバルとなった。剥き出しの情熱が、愛ゆえの傲慢が、譲れない執着が、舞台の上で激突し――関係が、感情が、主役と敵役が、緞帳が上がるたびに再生産されてゆく。
9人の舞台少女たちの、キラめきをかけた『レヴュー』。「いつか、あの子と戦うことになっても――」運命に導かれた舞台が、今――幕を開ける。
放送時期 | 2018年夏 全12話 |
制作会社 | キネマシトラス
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監督 | 古川知宏(ふるかわ ともひろ)
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シリーズ構成・脚本家 | 樋口達人 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 齊田博之 |
音響監督 | 山田陽 |
主演声優 |
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原作・原案 | ブシロード、ネルケプランニング、キネマシトラスによるメディアミックス作品
という順番で展開された |
円盤売上 | 5,100枚 |
YouTubePV
OP スタァライト九九組 「星のダイアローグ」
ED 「Fly Me to the Star」
キャラクター紹介
聖翔音楽学園第99期生で高校2年である9人を紹介
愛城華恋(あいじょう かれん)
星屑溢れる ステージに
可憐に咲かせる 愛の華生まれ変わった 私をまとい
キラめく舞台に 飛び込み参上99期生 愛城華恋
みんなを スタァライトしちゃいます!
CV小山百代
12年前(5歳)のとき、幼馴染のひかりと交わした約束を胸にステージへと立つ
神楽ひかり(かぐら ひかり)
強く掲げた 掌すり抜け
奈落に落とした あの日の誓い再びのぼる 運命の舞台
例え悲劇で 終わるとしても99期生 神楽ひかり
全ては スタァライトのために!
CV三森すずこ
12年ぶりにイギリスから日本へと帰ってきた少女。自分と同じ過去させないために、華恋をレヴューオーディションから遠ざけようと目論む
露崎まひる(つゆざき まひる)
キラめく舞台が 大好きだけど
キラめくあなたは もっと好きまわるまわる デュエットで
ずっと2人で 踊れたら99期生 露崎まひる
ずっとそばにいたのは 私なんだよ…
CV岩田陽葵
6人兄弟の1番上で北海道出身。実家は専業農家をやっている。長女らしく面倒見が良い性格で華恋のルームメイト
天堂真矢(てんどう まや)
月の輝き 星の愛
数多の光 集めて今
あなたの心に 届けましょう99期生首席 天堂真矢
今宵 キラめきをあなたに!
CV富田麻帆
第99期生首席で両親が俳優のサラブレット。天才だがその才能におぼれることなく、日々努力を欠かさない
西條クロディーヌ(さいじょう くろでぃーぬ)
輝くチャンスは 誰もが平等
だから愛のダンスで 誰より熱く
自由の翼で 誰より高く99期生次席 西條クロディーヌ
C’est moi, la star!(スタァになるのは、この私!)
CV相羽あいな
第99期生次席。幼少期から役者をやっており、かつては天才子役・未来のスタァと呼び声が高かったものの、自身を超える天堂真矢という存在をライバル視している
星見純那(ほしみ じゅんな)
人には運命の 星がある
綺羅星 あけ星 流れ星己の星は 見えずとも
見上げる私は 今日限り99期生 星見純那
掴んでみせます 自分星!
CV佐藤日向
凡人である自分を変えるためにレヴューオーディションへと挑む
大場なな(だいば なな)
舞台に実った たわわな果実
だけどみんな 柔らかだから
誰かが守って あげなくちゃ99期生 大場なな
私が守るの ずっと 何度でも!
CV小泉萌香
みんなのお母さん・お姉さん的存在で料理上手。歌・ダンス共に高いレベルを持っているが、“今回”から裏方に回り脚本・演出と兼任する
石動双葉(いするぎ ふたば)
香子
「歌に踊りに 往き還る
歩み進んだ 二人道」双葉
「だけどアタシも 見つけちまった
夜空にそびえる 一本道」双葉
「99期生 石動双葉
気合い入れて 突っ走ります!」香子
「99期生 花柳香子
最後まで 付きおーてもらうで!」
CV生田輝
京都出身で香子とは幼馴染。最初は学園に入学するつもりはなかったが、香子に誘われる形で入学する
花柳香子(はなやぎ かおるこ)
香子
「歌に踊りに 往き還る
歩み進んだ 二人道」双葉
「だけどアタシも 見つけちまった
夜空にそびえる 一本道」双葉
「99期生 石動双葉
気合い入れて 突っ走ります!」香子
「99期生 花柳香子
最後まで 付きおーてもらうで!」
CV伊藤彩沙
京都出身で双葉とは幼馴染。伝統芸能の家系で、幼少期かた日本舞踊をやっている。ほかの芸能を学ぶために学園へと入学。才能はあるが努力が嫌いでめんどくさがり屋。徐々に成長していく双葉を見てあせりを感じ始める
評価
上から順に重視する。詳しい評価基準についてはこちら→当サイト(アニメイキング)におけるアニメの評価基準について
点数 79点
1.メッセージ性 | |
2.構成・脚本 | |
3.演出 | |
4.オリジナリティー | |
5.キャラクターの魅力 | |
6.音楽 | |
7.作画 | |
+-*/ | |
8.見やすさ・カジュアル度 | |
9.独断と偏見に満ちた個人的な好み |
良い点
- 頑張る少女たちがカッコいいし、可愛い
- 舞台での表現法、それぞれの信念を貫いて自己表現している
- アイドル系アニメかな?と思わせてガチ勝負
悪い点
- 特には無い
無料視聴・無料動画サイト
- dアニメストア
- Netflix
- U-NEXT
- バンダイチャンネル ←1話無料配信
- Amazonプライム・ビデオ
- フジオンデマンド FOD
- Hulu
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2週目した感想 ネタバレあり
1週目と2週目の印象の違いはほぼ感じなかった。楽しめたのは1周目、気付きを多くできたのは2周目。まず、1周目とそれ以降の注目ポイントの違いは「バナナの行動」に対する見方だ
初見ではどう考えてもタイムリープ系作品であることを読み取るのは不可能だ。バナナが抱いていた野望・1年生のときに感じた煌めき・その中で起こる葛藤の数々…。
7話を見るまではバナナという少女は明るく優しさあふれる、だがどこか性格が見えない印象だ。タイムリープと予想するのは難しいが、1~6話までの「バナナの闇」みたいなのが見え隠れする構成は良いといえる。初見では気付きにくい視線描写・言動が2回目ではしっかりと読み取れる
背景のチープさと、細部にこだわる作画のアンバランスさ
これは個人的な印象だが背景がチープ、というか…やけにデフォルメ化してるなと感じた。初見では背景に注目できなかったが、意外とアクション作画とのギャップがあるなと思った。1回目の印象で「アクション・剣げきスゲェェェェーーーー!!」というバイアスがかかっていた
静止画なら動いているときよりはキレイに見えるが、実際にアニメを再生したら奥行きがなくのっぺりとした印象を受ける
これは予算の都合や、キャラを動かす会社と背景を作る会社(背景はスタジオパブロ)が違うとか色々理由はあるが、意図的にやっていると思う
私は絵が下手だし、絵の技法についての知識はまったくといって無いが、背景をデフォルメ化することで主となるテーマ「戦いを通しての成長・煌めき・自己表現」というものを目立たせ、アニメ全体として引き締まった印象をもたせる狙いだったのではないかと睨んでいる
あと、わりとコミカルに描いている部分がある。これもバトルのバチバチ感との対比を表現するために必要だ。例えば、以下画像のようにエレベーターから落ちてきて観客席に着地するシーンなど
それに対してバトル・アクションシーンは本編・オープニング共にかっこよく迫力がある。キャラのしなやかな動きはもちもん、演者の熱意やキラめきによって動く舞台装置とのシナジーがありステージが一体化している様が良い
バトル自体はもちろんかっこいいが、細かな舞台装置の動き、特にワイヤーへの並々ならぬ愛を感じる。別にこういった目立たない所は丁寧に書き込む必要性なんてない
だが、何気ない部品1つ1つに気合を入れて描写しているのは、それだけアニメーションレベルが高いという証明になる
1番下の画像は今作と同じ制作会社によって作られたアニメ『メイドインアビス』
一見チープな印象で飽和されきったアイドル系アニメかに思えたが、良い意味でアンバランスさを感じる。少女の成長という王道的なストーリーを軸にしながら、意外な展開と緩急のつけ方が良いためクオリティが高い作品となった
まとめ
この手の女の子しか出てこないアニメは百合になるか、日常系になるか、べったべったな展開まるわかりの王道ストーリーが大半だ。だが、今作はそのどれでもない良い印象を受けた。バチバチな戦いを通じての成長というものはどこか男の特権であったが、戦う少女はかっこいい!
すごく王道的だがどこか新しい…!
そんな感覚を味わいたいかたには是非とも見てもらいたいアニメだ。少女たちは己の信じる「キラめき」を胸に舞台で踊って歌って奪い合う。彼女らは舞台に立つたび進化する
あなたの〈アニメライフ〉に少しでも役に立ったのなら、記事を書いた甲斐がありました。最後まで読んでくれてありがとう。ではまた、黒木白桃でした
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』公式サイト

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