こんにちは! アニメイキングの黒木白桃です
「かわいいキャラが出てくる日常系アニメを見たい! でも、リアリティーも欲しい」
と思っているあなたにおすすめする作品はこれだ!
「干物妹!うまるちゃん」という作品です
1.妹達と兄姉の兄妹の関係がほほえましい
2.兄妹描写がリアルで、いわゆるテンプレではない
3.同じ「妹属性」なのに、それぞれの家庭で違って多様性を生んでいる
概要
放送時期 | 1期 2015年夏 12話+OVA2話 2期 2017年秋 12話 合計26話 |
制作会社 | 動画工房 (タップ・クリックすると各記事に飛びます)
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監督 | 太田雅彦(おおた まさひこ)
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シリーズ構成・脚本家 | あおしまたかし
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キャラクターデザイン・総作画監督 | 髙野綾(たかの あや) |
音響監督 | |
主演声優 |
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原作 | 週刊ヤングジャンプ 作者.サンカクヘッド |
1期OP「かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!」
1期ED 妹S(シスターズ)「ひだまりデイズ」
2期OP「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
2期ED「うまるん体操」
どんな作品か?
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、誰もが憧れる完璧女子高生の土間うまる。
ところが家に帰ると干物な妹“干物妹”(ひもうと)に!?漫画、アニメ、ゲーム、ネット、コーラ、ポテチ……好きなものに囲まれて、過ごす至高のグータラ時間。
そんな姿を知っているのは、一緒に暮らすお兄ちゃん・タイヘイだけ。タイヘイに加え、クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンたちと織りなす、うまるの最強で最高な日常(パラダイス)がはじまる…!
キャラクター紹介
土間埋
CV田中あいみ
土間大平
CV野島健児
海老名菜々
CV影山灯
本場切絵
CV白石晴香
橘・シルフィンフォード
CV古川由利奈
金剛ヒカリ
CV水瀬いのり
評価
65p
1.メッセージ性
2.構成・脚本
3.演出
4.オリジナリティー
5.キャラクターの魅力
6.音楽
7.作画
上から順に重視する。0-5ポイントで評価し、最小単位が0.5ポイント。
1.5等外 2.0悪 2.5可 3.0中 3.5良 4.0上 4.5極上 5.0完璧
良い点
1.「妹」という存在を等身大に描いている
2.兄妹描写が自然 萌アニメだが媚びている感じがない
3.主人公うまるの人間性が多様で、美少女状態と干物妹状態のギャップが良い
悪い点
1.細かな描写の違和感
うまるはゲームを風呂でやったり確率や期待値を出すガチゲーマーにも関わらず、FPS(シューティングゲーム)をPCではなく家庭用ゲーム機でやっている
さらに10話でルーターにコーラをこぼしたとき、「何これ機械? なんか色々光ってるけど」というセリフをいっている
40代50代以上ならともかく、10代でルーターという存在を知らないというのは現実的ではない
タブレットにWi-fi設定している以上「知らない」というのは論理破綻している
『うまるちゃん』を一気見できる無料視聴・無料動画サイト
1.dアニメストア
2.Netfilx
3.Amazonプライム・ビデオ
4.U-NEXT
5.バンダイチャネル ←1話無料配信
6.フジオンデマンド FOD ←1話無料配信
7.Hulu
感想
全体的な印象は兄妹描写 家族愛がリアルであり、そのアプローチが秀でている
特に「食」を軸にしたときの話は面白くクオリティーが高い
しかし細かなミスを上げたらキリがない。丁寧な描写で定評の動画工房にしては甘えていると思った作品だ
兄妹の自然な描写
いわゆるテンプレといわれている兄妹描写は、カッコイイ兄とその兄に過剰なくらいの攻撃を見せデレデレになる「ツンデレ」という性格が多い
兄に近づく女にいちいち噛みつき、兄がその女をかばい ふてくされる妹。口をまったく利かなくなった妹に兄は困り始める
なんやかんやあって、最終的にはプリンなどを食わせて気まずい関係から和解する
こうして「ツンデレ妹チョロイン」が誕生する。そして、視聴者は「こんな可愛くて都合の良い妹は居ねーよ」と言いながらも「○○ちゃん、かわいいー!!」というから、制作側も調子に乗ってツンデレチョロインを量産する
しかし、この「干物妹!うまるちゃん」という作品は妹という存在を正しくとらえ描いていると感じる
かわいさだけではない妹特有…というよりは末っ子特有の「わがままさ」だったり「うざさ」が存在している
最近は兄や先輩キャラをからかってくる「小悪魔系/あざとい系後輩キャラ」が増えているが、こっちばかりにフォーカスしても妹というものは魅力的に見えない
大事なのはバランス配分だ 「かわいさ」「うざさ」にプラスして「素直さ」があったりすると良い
だが、この3要素の濃度を濃くすればすれほど、デフォルメ化されたツンデレ妹チョロインになりかねない
視聴者にこのキャラは「かわいくて、うざくて、かつ素直ですよ~」とことを理解させつつ薄味にしなければならない
この作品では妹を5人登場させ「妹という存在」を分散させ、1人1人を比較することで同じ妹という存在でありながらも それそれの違いを描き多様性を感じさせる
さらに、4人の兄/1人の姉を描くことで関係性が生まれ、妹キャラの魅力が加速する
キャラ1人1人も もちろん魅力的だが、最大の魅力はキャラ同士の繋がりだと思う
兄妹描写が上手いため、兄と妹じゃなくても通用する
関係を逆にした「姉弟」作品も見たい作品となった
スピンオフとかにねぇかな~ ねぇ(姉)だけにw
まとめ
兄と妹のナチュラルな関係を描いた本作「干物妹!うまるちゃん」
1人1人が魅力あふれている 妹を魅力的に描いているのはもちろんだが、兄たちの描写もしっかりとあることが高評価だ
欲を言えばもっと丁寧に描いて欲しかった。細かな描写の違和感があるが、それ以上に兄妹愛や家族愛描かれていたから良し!
「兄弟愛」や「家族愛」と聞いたら重い感じがするが全然そんなことはない
日常の中にあることやモノへの感謝、あたりまえの中にある「小さな幸せ」を見つけていく過程が面白い作品だ
あなたの〈アニメライフ〉に少しでも役に立ったのなら、記事を書いた甲斐がありました。最後まで読んでくれてありがとう。ではまた、黒木白桃でした
アニメ『干物妹!うまるちゃん』公式サイト




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