こんにちは! アニメイキングの黒木白桃です
あたなは「ジョスト」というスポーツを聞いたことがありますか?
ほとんどの人はルールはおろか名前すら聞いたことがないと思います
「ジョスト」というのは槍(ランス)と鎧を装備した状態で、乗馬しフェンシングするスポーツです
ジョストの熱さとお色気コメディのバランスが心地よいです。特に7話は必見です
1.「ジョスト」というマイナースポーツをかっこよく描く
2.属性が多様な、かわいく艶めかしいヒロインがぐっと来る
3.作画がきれいで安定感がある もっと動きがある作画だったら、京アニ PA トリガーを超えていた可能性がある
作品概要
放送時期 | 2013年秋 10-12月 12話 |
制作会社 | eightbit エイトビット 同会社が手掛けた他作品
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監督 | 山本裕介(やまもと ゆうすけ)
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シリーズ構成 | 筆安一幸(ふでやすかずゆき)
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脚本家 | ふでやすかずゆき,本田雅也 |
キャラクターデザイン | キャラクター原案 こもりけい キャラクターデザイン 桂憲一郎 |
音響監督 | 塩屋翼 |
主題歌 | 橋本みゆき 「UN-DELAYED」 |
主演声優 | 山下誠一郎,清水愛,瑞沢渓, 中村繪里子,田口宏子,生天目仁美 |
原作 | アダルトゲーム メーカー Ricotta リコッタ |
円盤売上 | 2000枚 |
OP 橋本みゆき 「UN-DELAYED」
ED 麻生夏子 「MoonRise Romance」
キャラクター紹介
登場してくるキャラクター
水野貴弘
CV:山下誠一郎 やました せいいちろう
希咲美桜
CV清水愛 しみず あい
スィーリア
CV瑞沢渓 みずさわ けい
ノエル
CV中村繪里子 なかむら えりこ
リサ
CV田口宏子 たぐち ひろこ
龍造寺茜
CV生天目 仁美 なばため ひとみ
「ワルキューレロマンツェ」舞台はドイツ
作中では明言されてはいないが、16世紀のドイツと思っていいだろう。なぜ、ドイツといえるかはタイトル名である「ワルキューレロマンツェ」自体がドイツ語だからである。イギリスが舞台だったらタイトル名は英語発音の「ヴァルキリーロマンス」になるし、フランス語なら「ロモスヴァルキリ」になるからだ
評価
1.メッセージ性
2.構成・脚本
3.演出
4.オリジナリティー
5.キャラクターの魅力
6.音楽
7.作画
上から順に重視する。0-5ポイントで評価し、最小単位が0.5ポイント。
1.5等外 2.0悪 2.5可 3.0中 3.5良 4.0上 4.5極上 5.0完璧
良い点
1.超マイナー競技であるジョストを上手く描いている
「騎士」「馬」「騎士補佐(ベグライター)」の三位一体で勝利を目指す姿がかっこいい
2.作画が安定してる キャラ,桜,日差し,建物 全て安定している
3.キャラがエロかわいくヒロインのレベルが高い、属性も多様
悪い点
1.12話(最終話)の戦いのダイジェスト感 もっと尺を使って描写して欲しかった
あらすじ

「ワルキューレロマンツェ」ってどんなアニメなの?


え?なんて?「じょすと」?? まったく聞いたことないな~
具体的にはどんな種目なの?

馬を使ったフェンシングみたいな競技だよ

フェンシングってあれだよね。剣や槍を使った全身スーツみたいな防具を着ているスポーツだよね

うん、そのフェンシング

馬に乗った状態でフェンシングって危なくない?

だから使用する槍は安全面を考慮して折れやすくなっているんだ

それなら安心だね!

ジョストのかっこよさとヒロインの可愛さが魅力な作品だよ
無料視聴 無料動画サイト

1.dアニメストア
2.Netfilx
3.Amazonプライム・ビデオ
4.U-NEXT
5.バンダイチャネル ←1話無料配信
6.フジオンデマンド FOD
7.Hulu
感想 ネタバレあり
「ジョスト」という馬を使ったフェンシングを軸に、ハーレムテイストを加えた作品
この作品もそうだがハーレムものアニメは賛否両論が特に多いと感じる。私個人としてははなかなか好きな作風だ
現代における「ジョスト」というスポーツの詳しい説明
ジョストというのは1600年ごろのヨーロッパで実際に行われていたスポーツである
マイナースポーツの代表格といえばカバディ、クリケット、スカッシュだが、これらは日本ではマイナーだが世界規模で見るとメジャースポーツだ
現代ではもよおし、祭りにの一種として行われ、馬だけではなくマウンテンバイクやボートを使った遊びとしても変化している
また、国際ジョスト連盟 IJA International Jousting Associationが定めたルールによってスポーツ競技として行われる
使用装備はランス(全長2.5~4.2m,3.5~10kg)と鎧(8~10kg)
23か国
イングランド、スコットランド、ウェールズが全部イギリスのため実質21か国
ジョストの競技人口は何人か? 世界で推定3万人から4万人
①ジョストの競技人口に関するデータはなかったため乗馬人口を元に推測する
英国馬術連盟 (BEF) の2015年データでは、イギリスの現在の乗馬人口は 270万人
うち毎週馬に乗る人は40万人 これは乗馬の人口であって、乗馬競技の人口でない。多くても10分の1以下だろう 40万÷10=4万人
イギリスの乗馬の競技人口は約4万人。では世界で見ると競技人口は何人か?
ドイツ、フランスのデータも見たが、イギリス270万人より低く、それぞれ120万人・150万人
ドイツ フランスは強豪国にも関わらず、イギリスの約半分だ。このことを考慮するとイギリスの世界シェア率は15%~20%だと推定できる
4万人×係数5.0から6.5(または、÷0.2から0.15)=少なくて20万人、多くて26万人だと考えられる
②さらに、この推定だけでは曖昧なため別のアプローチからも考える。
東京オリンピック2020の馬術参加者選手枠は200名
オリンピックに参加できる人間はごくわずかである 上位200人
乗馬に限らずトップレベルの人間は上位0.001から0.0001% (10万人に1人から100万人に1人)の能力と実力をもって考える
200÷0.001=20万人 200÷0.0001=200万人
①の手法は少なく見積もり過ぎたと修正できる。ただ、イギリスで毎週乗る人は40万人のため、世界の乗馬競技人口が200万人というのはあまりにも多すぎる
① ②の情報から世界の乗馬競技人口は35万人から40万人と考えるのが妥当だ
ジョストという競技は乗馬競技全体の中でも、マイナーな部類のため3万人から4万人と結論付ける
※なおこの数値はフェルミ推定を用いたおおよその計算であり、情報の正確性を保証するものではありません
作画について
一言でいえば、めちゃくちゃ良かったけど時期が悪く目立たなかったという印象だ
2013年秋放送されたアニメといえば「凪のあすから」「キルラキル」「境界の彼方」といった神作画がいた
「ワルキューレロマンツェ」ではジョストのシーンを3DCGを使って描いている。馬の疾走感、槍が折れてバラバラになるところをかっこよく上手く表現できている。しかし、1点だけ気になることがあった…
馬に乗った人間ってもっと揺れると思うんだが―― と
私は人生で1回だけ馬に乗ったことがあるが、予想以上に揺れる
ジョストどころか乗馬も初めての美桜がここまで馬を乗りこなすことに違和感がある
3話Bパートでジョストの初試合が行われるが、そのとき美桜の姿勢だったり、ランスのブレがほとんどないと感じる
初心者が馬に乗ってブレをなくすというのはほぼ不可能だ 馬の速度って70㎞/hなんだぜ 無理でしょ
長所である動体視力や反応速度で勝利するという過程がすごく良かっただけに、悪くはないがモノ足りなさを感じてしまった
人間以外の動物をリアルに見せるには相当技術がいることは分かっているが、
これが3DGCでなく手描きでもっと細やかな作画だったら、「凪のあすから」「キルラキル」「境界の彼方」といった作品に追いつく…いや抜き去っていた可能性も見えた
ただし、これ以上のクオリティーだったとしても円盤売上はそんなに変わらなかったと思う
どうしてもエロゲー原作というのはニッチにしか売れない(Fateは例外)
まあ制作会社のeightbitはよく同クールに3本も手掛けたなと感心する「東京レイヴンズ」「インフィニットストラトス2」と同じ時期ではではなく、集中して作っていた場合 文字通りダークホースな作品になったはずだ 馬だけに
ヒロインの魅力について
かわいい系からクール美人系まで居て、ヒロインのレベルがかなり高いと思う
私の1番好きなアニメである「グリザイア」シリーズからの声優が4人も(清水愛 瑞沢渓 田口宏子 水橋かおり)出ていたためテンションが上がった
より正確にいえばアニメ放送が2013年秋と2014年秋なため、ワルロマ声優がグリザイアに出たという解釈の方が正しい
原作は共に2011年発売で、グリザイアの方が8か月早い ゲームとアニメの声優は異なるためカウントしない
え? 同一人物だけだど名義が違うって? それは言わないお約束
さて、本題に入りましょう
色々な属性で魅力的なヒロインがいますが、その中でも最も魅力を感じたのはノエル・マーレス・アスコットちゃんですね!
いや~ これは久しぶりにガチ恋したねえ
「ガチ恋」といった言葉を軽々しく使っていいのかという葛藤はあるが、本当に好きだと思う
1.明るく気さくな性格
2,妹想いの優しい姉の姿
3.スタイルを活かした誘惑が艶めかしく、小悪魔的
4.他ヒロインとの百合百合が良い
5.ジョストのプレイスタイルが好き 大胆な賭け引きする姿勢がかっこいい
最初の印象は高飛車系のツンデレかな? というものだったが回が増すにつれ魅力が増えていった
2話3話の美桜との絡み 3話のメイド服姿 5話の姉としての顔
6話のノブレスオブリージュ 昼食を令嬢としてのおもてなし精神
9話の健康美あふれる水着と誘惑してくる積極的な行動
でも、ここまでしかやってなかったら「めちゃくちゃ好みで、ドストレート」止まりで「ガチ恋」レベルではなかった思う
もちろん、ドストレートレベルになる時点で十分魅力があるがまだ足りぬ
私が本当の意味で恋に落ちたのは11話Bから12話(最終話)Aにかけてのシーンだ
準決勝 ノエルvsスィーリア
現生徒会長で学園最強であるスィーリアに「どう対抗するのか?」というのが見どころだ
雨の中の試合というのは いかにも「本当の戦い」という感じがしてかっこいい。いつもと違う気温、湿度、土の状態―― そこから生まれる緊張感
「雨」という変化にどう対応するか? 天候を上手く利用して、相手の意表を突く作戦にするか? それとも、練習通りにやって自身のベストを尽くす戦い方にするか?
2人のプレイスタイルおよび性格のベクトルの違いが描けれた良い試合だ
ノエルは馬をブレーキさせ、スィーリアの攻撃のタイミングをずらす
なんとか腕に攻撃を当てるが、2段突きで胴に当てられて相打ち。ルールにより1本取られてしまう だが、大会でスィーリアからポイントを取ったのは唯一ノエルだけだ。まだ諦めるには早い
この試合の神髄は2本目にある
1本目とは違い先に仕掛けるのではなく、様子見をする。仕掛けてきた攻撃を見切り、槍の先へと自らの頭部を当て1本取るノエル!
頭部への攻撃は危険行為とされ、相手に1本取られることになる。デッドボールで一塁が与えれらようなものだ
当然 大怪我する可能性が高いため、自ら「ルールの穴」を突いて勝利を目指すというとはリスクが高い
いくら槍先が折れやすく柔らかい材質で作られ、ヘルムで頭を守っていたとしても、馬70km/hからの槍の衝撃は重い 選手生命が途絶える可能性は大いにある。最悪の場合 死ぬこともある(実際16世紀フランス王は死亡している)
しかし、妹ミレイユと自分のためにリスクを恐れないプレイスタイル、「必ず勝つんだ」という強固な勝利への執念
勝ちへ執着という観点ではリサも当てはまるが、リサとノエルの違いは何か?
理由の1つに才能の違いがある。リサは天才型に対して、ノエルは戦略型だ
天才型の美桜、スィーリア、リサ。努力型の茜。4人とは違う異彩を放つノエルという印象だ
スィーリアほどの「カリスマ性」や大会を3連覇するほどの「圧倒的な実力」はない。
リサほどの幼少期からの「多数の実績」はない。
茜ほどの習得に時間がかかる「特別な技術」はない。
正直 技術や才能といった面で見れば、作中の主要人物の中で1番低い
だが、・・・否「だからこそ」技術や才能が圧倒的な相手をどう倒のか? という戦略性、大胆な駆け引きがノエルの魅力だ
いつの時代だって「戦略性」や「駆け引き」という武器は弱者のものだった
数百の兵が数万の兵をほふってきた事例などいくらでもある。強者が勝つのではない、勝った者が強者なんだ。弱肉強食ではない、「肉弱食強」。弱い者が肉になるのではない。肉になったものが弱く、食べる側が強いのだ。強者が必ず勝つとは限らない。弱者には弱者の戦い方がある
しかし、結果的にはノエルはスィーリアに惜敗してしまった・・・
この展開で正解だと思うし、私個人としては「惨敗」でもなく、「勝利」でもないというのが好感だ
妹ミレイユに元気を与えるために、勝ちにこだわり優勝しようとしていた
その考えは素晴らしいが、「情熱」「執着」「想い」だけでは勝てる甘い世界ではない
しかし、ノエルの情熱が、勇敢な姿が、父とミレイユの心を動かした
車いすだったミレイユが勇気をもらい立ち上がる
手段は違えどノエルの「ミレイユに勇気を与えたい」という目的は達成でき、父親との溝も埋まる さらに、トラウマをかかえていた貴弘の心も動かした最高の展開でした!!
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」・・・意味 自分の命を犠牲にする覚悟があってこそ、初めて窮地を脱して物事を成就することができるということ
「身は捨てても、名利は捨てず」 名利・・・信念や信条(現代では名誉と利益という意味)
リスクに身をさらし、ミレイユ 父親 貴弘に勇気を与えた試合だったからこそ、私はノエルを好きになったんだ
まとめ
ジョストというマイナー競技を面白くできたのは凄いと思う
ハーレム要素に賛否両論はあるが、私はノエルという最高なヒロインに出会ったため好感をいだいている むしろ、ハーレム要素がなかったらここまで好きになってないと思う
なんなら他ヒロインを好きになっていた可能性もある。私は「グリザイア」シリーズが好きだ
普通に考えるとグリザイア声優が演じた美桜(CV清水愛 グリザイアでは幸)、スィーリア(CV瑞沢渓 グリザイアでは麻子)、リサ(CV田口宏子 グリザイアでは天音)またはサブキャラである綾子さん(CV水橋かおり グリザイアでは みちる)
4人のうちの誰かを好きになる可能性が高い。声優とキャラは別であるが、好きな声優で視聴決めが多いのもまた事実である
麻子と同じ声のスィーリアを好きになる可能性が1番高いが、結果的に1番好きになったヒロインはノエルだった。これには自分でも意外に思っている
理屈を無視して愛することができて良かった。ノエルに出会えて幸せです ありがとう!
私アダルトゲーム原作のアニメには抵抗感がないが、エロゲーやギャルゲー自体 とういかノベルズゲームが嫌いだ
アニメほど動きがあるわけではない。アクションゲームやRPGほど攻略の爽快感、プレイスタイルの幅があるわけではない。小説ほど想像力が掻き立てられるワクワク感があるわけではない。AVほどエロさやばかばかしい面白さがあるわけでわない。
エロゲーというと世間からの誤解が多い世界だが、媒体的に考えればエロゲーという名とは裏腹に中立的な存在なのかなと感じる
アニメ、ゲーム、小説、AVなどの要素が全て詰まっている素晴らしい存在だ しかし、特化性がなく曖昧な媒体のため私は嫌いだ
だが、ワルロマに関しては単純に原作をプレイしてみたい!と思わせる作品だ
エロゲーやギャルゲーに関してはほとんどプレイしたことはなく、やったのは体験版くらいだ
これを機にエロゲーという道を開きたいと思う。ところでエロゲーってどこで買うの? たぶんDMMだよな
あなたの〈アニメライフ〉に少しでも役に立ったのなら、記事を書いた甲斐がありました。最後まで読んでくれてありがとう。ではまた、黒木白桃でした

公式サイト
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